こんにちは!
現役ヘリパイロットブログのヤマとカワです。
今回は管制圏について解説します。
口述対策の手助け出来たらいいなと思います。
![](https://choukaisan-jintsugawa.com/wp-content/uploads/2021/12/cropped-3c5accff0ae8cc48f35345f1a57be6b5.png)
口述対策と実運航でも有効だよ!
それでは解説します。
結論は…
航空交通管制圏とは、航空交通の安全のために国土交通大臣が指定される航空機の離着陸が頻繁に実施される空港等付近の上空の空域。空域内を飛行する航空機に対し、主として飛行場管制業務が提供される。
航空:用語集 – 国土交通省 (mlit.go.jp)から引用
はい…頭に入りません
管制圏って?
上記のようにお堅い言葉では頭に入らないので困ったものです。
押さえておいた方がいいポイントは3つ
- 国土交通大臣が告示で指定
- 離着陸が頻繁に実施される空港
- 飛行場管制業務
この3つを押さえて理解しましょう!
国土交通大臣が告示で指定
![ヤマ](https://choukaisan-jintsugawa.com/wp-content/uploads/2021/06/helicopter-e1624237945209.png)
国土交通大臣が告示で指定?
どうゆうこと?
![カワ](https://choukaisan-jintsugawa.com/wp-content/uploads/2021/10/35a5479b456bd12111d0671f3503b4b0.png)
告示ってどんなもの?
告示というのは国土交通省告示集のことで
こういうものです。
内容はいろいろありますが、
実際使う内容は管制圏だったり
情報圏だったりPCAなどの空域について
書かれています。
口述で必要ならじっくり読んでもいいかもしれません。
離着陸が頻繁に実施される空港
離着陸が頻繁に実施される空港とは
その名の通り忙しい空港です。
羽田、成田、中部、関空、福岡、沖縄
他にもありますが、
イメージつきやすいと思います!
クラスDの空域です。
飛行場管制業務
![](https://choukaisan-jintsugawa.com/wp-content/uploads/2021/12/cropped-3c5accff0ae8cc48f35345f1a57be6b5.png)
難しい言葉だなー
![カワ](https://choukaisan-jintsugawa.com/wp-content/uploads/2021/10/35a5479b456bd12111d0671f3503b4b0.png)
お堅い言葉が好きだねー
管制業務の実施されている飛行場において離陸もしくは着陸する航空機、当該飛行場の周辺を飛行する航空機または当該飛行場の業務に従事する者に対する管制業務であって、進入管制業務、ターミナル・レーダー管制業務、着陸誘導管制業務を除く業務を言う
AIM-Jより引用
もう読むのも嫌になります
簡単に解説すると
離着陸機、管制圏周辺を通過する機体、地上走行する機体に対して指示や許可をする業務
そんな行動をする機体に指示や許可を与える
業務だと理解していれば大丈夫です!
何を見たら分かる?
管制圏といったって何に書いてるかというと
いろんなものに書かれています。
航空法、航空法施行規則、国土交通省告示集、AIP、日本の空港
だいたいこういうものに書かれています。
日本の空港については今後解説していこうと思います。
他の空域は何がある?
他の空域は情報圏、進入管制管制区、特別管制空域こういう今後空域も解説していきます。
注意することは?
注意すること1.空域の通過
管制圏は離発着のために入ること以外はダメです。
ただし書きで許可を受けた者は通過できます。
無断通過してしまうと航空法違反です
試験でやらかすことは無いと思いますが、
無断で通過したら一発アウトですので注意しましょう!
注意すること2.位置通報点
地域によって難しいのが位置通報点です。
あまり聞きなれないコールサイン(機体番号)
でもローカルの地名をバンバン行ってくるタワーもいます。(特に訓練中っぽい管制官)
事前に位置通報点を把握しましょう
位置通報点が書いてるのは
AIPと日本の空港
この2つに分かりやく書いています。
![](https://choukaisan-jintsugawa.com/wp-content/uploads/2021/12/cropped-3c5accff0ae8cc48f35345f1a57be6b5.png)
地元民じゃないんだから
空気読んでほしいときもあるな~
![カワ](https://choukaisan-jintsugawa.com/wp-content/uploads/2021/10/35a5479b456bd12111d0671f3503b4b0.png)
通過するなら事前に勉強しとけってことだ!
![](https://choukaisan-jintsugawa.com/wp-content/uploads/2021/12/cropped-3c5accff0ae8cc48f35345f1a57be6b5.png)
へーぃ
注意すること3.無線
A~Eのクラス分けされている日本の空港で
一番クラスが高いのが沖縄の那覇空港です。
那覇空港はクラスBになります。
普通の管制圏はクラスDになります。
国内ではクラスDという単語を無線で使いませんが、
米軍とコンタクトするとたまにその単語を聞くことがあります。
「?」と思わないようにしましょう。
無線と少し違いますが、
パイロットも管制官も訓練中の方々は
どうしても無線が上手くいかないものです。
一生懸命やっている管制官にも
配慮した無線を心がけましょう!
パイロットは空気読んでゆっくり分かりやすく!
まとめ
今回の記事をまとめると
管制圏とは?で押さえるポイントは…
- 国土交通大臣が告示で指定
- 離着陸が頻繁に実施される空港
- 飛行場管制業務
1.告示集に書いてあって
2.交通量が多くて
3.離着陸や通過のときに許可や指示出す
これくらいを押さえてれば試験官の
「管制圏ってなに?」
この問題に答えられると思います。
更に問いがあるなら告示集ってどれ?
と試験の机に並べられてるものを出せばいいです。
後は実運航で気になることは
交通量が多い空港なので無線が下手なら
周りから空気読め!と思われて
着陸順位が後ろに回される感じでしょうかw
今回は口述対策として管制圏について
解説しました。
表面上の解説だけかもしれませんが
何も知らないよりは答えてるので試験官も安心するのではないでしょうか?
人によっては一言一句間違えないように覚えろ!という人もいますが、
そんなこと事業会社は求めていません。
理解して安全に飛ばせればいいんです。
会社でそんな奴がいたらただの性格の悪い
ただのマウントおじさんです。
転職をおすすめします。
話しがそれましたが、
各空域は飛んでれば関わらないことは少ないので
概要を理解しておきましょう!
以上参考になれば嬉しいです。
グットラック!!
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