ブリーフィング15 TGL飛行法 ランディング編

航空

こんにちはー!現役ヘリパイロットのヤマとカワです!

4月に入りましたねー!

新入社員が入る季節ですが皆様の会社では新しいor中途のかたは入社しましたか?

コロナのせいで航空業界は就職が難しくなってしまいました。

エアラインパイロットでも肩を叩かれている人もいますので、

入社できた人はおめでとうございます。

まだ入社できていない人は…ほんとにつらい時期ですが、

諦めたらそこで試合終了です。

40代の現役パイロットはバブルが弾けて同じく就職氷河期でした。

航空会社に就職できなくても諦めずバイトやチェーン店の店長、

とある会社の営業や起業したりとなんとか生活資金と訓練費を貯めていました。

諦めなかった人だけが夢を叶えて今航空会社でパイロットをやっています。

就職はタイミングと人

こういう話しで記事を書ければな~と思います。

さて前回はファイナルレグをお話ししました。

かなりのボリュームでしたので二つに分けました。

前回の記事をまだの人は先ずはそちらを!

ではブリーフィングを始めます。

ランディング

TGLの最終地点まで来ました。

ファイナルでクラブを取っていましたが

接地する際にそのままだと

進行方向とタイヤの向きが違うので

最悪事故に繋がります

そういう事故もありますので過去の事故報告書を探して読んでみましょう

運輸安全委員会 報告書検索

 https://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/index.php

ランディング(接地)前には

クラブからウィングローに切り替えましょう

ヘリならとくに必要ない時代です

未だにアプローチ後半ウィングロー取れと言ってるヘリパイは

時間が止まってしまっている人かと思います

飛行機は車輪なのでウィングローは必須です。がんばりましょう!

アプローチ後半に切り替えるタイミングは学校や機体によって様々だと思います。

そこに合わせましょう

操作方法は例えば右にクラブをとっているとすると

バンクを右に取ると同時に左ラダーを踏んで機首を滑走路と同じ方向にし

バンクで風にたてるようにしましょう

右バンクとって右旋回したい動きをラダーで止めるイメージ

私がウィングローの嫌いなところは

この体勢がすごい不安定なところです

機体の動きに釣り合いが取れていないからです

あとは接地までウィングローで耐えて

50ftでノーズアップ(フレア)するに合わせてパワーを絞り

パス角を一定にする

もうここまできたら降下率を抑えるように

フレアとは鳥が地面つく前に翼に風を孕む状態をイメージしてください

このときが機体と自分の一体感が求められます

降下率を抑えつつ抑えすぎずバルーニングしないよう

クッションランディングできるように、

接地直前のタイミングでストールウォーニングがなるくらいに

フレアをかけてやります

このとき風が強ければフレアは少なくていいし

弱ければしっかりフレアを打たないといけません

右にクラブ取っていれば右脚、左脚、そのままエアブレーキをノーズ上げながらかけて

前脚が落ちない程度に減速して前脚をゆっくり下ろすように操縦桿を操作してやります。

脚が地面についた瞬間は思っている進行方向機体の進みたい方向が違ったりするので

うまくラダーで滑走路の中心を走れるようにコントロールしましょう

TGLとFULL STOP

TGLはタッチ&ゴーなので接地したら離陸上昇になります。

これは初めのTGLの記事を参考にしてもらいたいです。

アプローチが上手くいかなかった場合ゴーアラウンドします。

恥ずかしくないので無理に機体をもっていかないように

ダメだなーと思ったら積極的にやりましょう

ゴーアラウンドしたら離陸滑走と離陸上昇をだいぶ端折れるので

余裕が生まれます。

その間に何でこうなったのか振り返りましょう!

分からなかったら隣に大ベテランがいるので

聞いちゃえばアドバイスがもらえて成長が早くなると思いますよ!

ゴーアラウンド(Go around)の操作方法

Vy付近で降下してると思うのでパワーを出してやると

降下率が収まって上昇に移ります

少ないパワーから離陸出力まで出すので

反トルクや機首が大きくなるため、

パワーを出すのと合わせてラダーやサイクリックを当てるか対抗してやりましょう

上昇だー!ってノーズを上げると

減速してストールに入るのでやめましょう

気持ちは分かります。だって上昇ですから!

…気持ちを抑える…落ち着いて!

降下率が収まって上昇したらあとはアップウィンドの飛行法ですので

過去の記事を参考にしてください。

FULL STOP(フルストップ)の操作方法

降りたらグランドアイドルにパワーを戻して

さっきまでクラブを取っていた方向にサイクリックを倒して風に立てます

あとはブレーキが使える速度まで減速したら

ブレーキを使って減速します

あんまり滑走路を占有しないようにしましょう

だらだらと遠くのタクシーウェイまで行こうとすると

教官と管制官に怒られます

なんて言ったってだいたいは後ろに他の訓練機がTGLしてますから

訓練じゃなく仕事でどこかの空港に着陸したときも

小型機の場合エアラインとの間を縫って降りるので

30分近く待たされた挙句接地後もたついて

後ろのエアラインをゴーアラウンドさせたとあっちゃ

もう目も当てられないですなw

かと言って接地後減速しきれないで曲がると横転してダサいことになります

訓練のときは気にしなくていいですが

仕事の場面では自分の駐機スポットに近いタクシーウェイに入れるよう

接地後の減速距離を考慮した接地点に機体を持って行き

できるだけ減速して接地

地上滑走で安全に曲がれる速度までうまくブレーキをコントロール

タクシーウェイに入ってエプロンに向かう

な感じでコントロールできるように目指しましょう!

まとめ 

  1. ゴーアラウンドは恐れず恥ずかしがらない
  2. 後半はウィングローで機軸を真っ直ぐにする
  3. ランディング(接地)後は安全に早めに滑走路を空ける

ファイナルレグから考えると長くなりました。

眠くなって全部読めなかった人もいると思います。

何回か区切ってもよく読んでいただいて感謝いたします。

読むことができた人は上手くなろうと真剣なんだと思います。

フライトは少しずつ上手くなっていくものですが、停滞するときもあれば

あるとき目覚める日があります。

それが今日なのか来月なのかは分かりませんが、何かを掴む日が必ず訪れます。

その一助となれたらうれしいと思います。

何かを掴むフライトに出会うまで根気よく訓練し、

辛いだろうけどモチベーションを保ってがんばればなんとかなります。

今日笑われても最後はこっちが笑ってやりましょう

ありがとうございました。それではまた!

タッチ&ゴーの話はここまでですが、率直な感想、疑問質問があればこちらにお願いします。

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